この記事で解決できる悩み
- プログラミングって便利なの?
- 何ができるの?
- 私でも便利に使えるのかな?
杉本
プロアカ編集部の杉本です。こんな悩みを解決できる記事を書きました!
この記事で解説する「プログラミングで便利にできること4つ」と「学習方法5ステップ」を理解すれば、未経験者でも日常や業務で便利にプログラミングを活用できますよ!
また、記事の後半ではプログラミングの学習方法として、スクールに通うことを紹介しています。
プロアカ編集部では実際に17社を超えるプログラミングスクールの特徴を調査、9社以上の無料カウンセリング・相談会へ参加し、スクール講師からアドバイスを受けています。
プロ視点での「失敗しない」スクール選びをお手伝いできる内容となっていますよ!
さらにこの記事では、プロアカ編集部や各スクール講師の視点に偏らないための対策として、現役エンジニアの菅野さんに監修していただきました!
現役エンジニアの菅野です。この記事の情報が、少しでも役立てば嬉しいです。
菅野
プロのエンジニアや講師の協力のもとでみなさまに有益な情報を厳選した記事となっていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
まずは「生活を便利に!プログラミングでできること4つ」から紹介します!
生活を便利に!プログラミングでできること4つ
プログラミングができると、日々の中でさまざまなアイデアを実現できます。
たとえば、思いついたアプリを作る、日常業務の一部を自動化して作業効率を上げる、などが可能ですね。
せっかく思い浮かんだアイデアも、スキルが無ければ、大きなコストをかけて外注するか・諦めるかに選択肢が限られます。
ぜひプログラミングを身に着けて、自分や周囲の人の生活を便利にできる発想を活かしてくださいね!
以下に、プログラミングでできることの例を4つ紹介します。
プログラミングでできること4つ
- 単純業務の効率化
- Webサイト制作
- アプリ制作
- データの自動収集・分析
できること1:単純業務の効率化
プログラミングでは、パソコンでの単純作業を自動化できます。
そのため、業務効率を最適化でき、勤務時間の有効活用につながるんですね。
たとえば、事務処理や店舗管理関係の業務には自動化できる作業が多いですね。
以下に、日常業務の中で自動化できることの例を紹介しますね。
自動化できる作業の例
- 請求書の発行手続き
- 店内の在庫確認
- 売上計算 など
できること2:Webサイト制作
すべてのWebサイトはプログラムでできています。
事業を立ち上げたい人や、ブログを作って情報発信したい人にもプログラミングスキルは役立ちますね。
例としては、プロジェクトの公式サイト・Webサービスの制作や、独自のテーマデザインを施したブログページの生成が可能ですよ!
事業やブログは個人でも収益化できるので、副業収入を得たいときにも使えますね。
できること3:アプリ制作
スマートフォン用アプリの開発もできるようになります。
さまざまな企業や開発者が便利なアプリをたくさんリリースしていますが、「こんな機能も欲しいな」と感じることもありますよね。
自分で開発できれば、新規はもちろん拡張的な視点からもアプリを実装できますよ!
杉本
実際に、私の友人は「所有している本の管理ツール」を自分用に作って活用していました!
できること4:データの自動収集・分析
特定のWebサイトから定期的にデータ収集を行う場合にも役立ちます。
なぜなら、スクレイピングと呼ばれる自動データ収集や、それらを自動で解析するツールの制作ができるからです。
たとえば、株やFXなどで数字データを扱うときは、手作業で「サイトを開く→確認する→メモする→分析する」の流れを採ってから打ち手を検討しなければなりません。
一方、自動化できれば数値の取得から分析までは必要なくなるので、打ち手の検討やその他の作業に割り振られる時間が増えるんですね。
便利なアイデアを実現するためのプログラミング学習方法5ステップ
ここでは、アイデアを最短で実現するためのプログラミングの学習手順を5ステップに分けて紹介します。
作りたいものを基準に「実践主体」で学ぶことが一番の近道ですよ!
学習方法5ステップ
- 作りたいものを決める
- 言語を選ぶ
- 使用する教材を決める
- 「実践重視」で学習を進めよう
- 応用して制作してみる
ステップ1:作りたいものを決める
開発するものによって必要な言語スキル・教材・学習プロセスが違います。
そのため、必ず最初に「何を作るか」を明確にしておきましょう。
また、具体的に作りたいものを決めておくと、実現までの工程を細分化して学習管理ができます。
各工程で小さな目標を設定すれば、達成するたびに自分の成長を実感できるため、やる気を維持しやすくなる効果もありますよ!
ステップ2:言語を選ぶ
「作りたいものを実現できる言語」を調べましょう。
というのも、言語によって開発プロダクトへの得手不得手が分かれるんですね。
たとえば、Webサイトを作るためにはHTML / CSS / JavaScript / PHPが必要なので、金融機関のシステムを作るCOBOLを学んでも意味がありません。
「せっかく学んだのに無駄になった!」と挫折しないように、あらかじめ言語の特性は押さえておいてくださいね。
以下に、代表的な目的と対応言語の例を紹介するので参考にしてくださいね!
代表的な目的と対応言語の例
- Webサイト制作:HTML / CSS / JavaScript / PHP
- オンラインサービス開発:Ruby / PHP / Python / Go
- 社内システム開発:Java / C言語 / PHP
- ゲーム開発:C#
ステップ3:使用する教材を決める
「教材の使い方がわからない・内容が理解できない」と、難しさを感じて諦めやすくなります。
したがって、自分がもっとも取り組みやすいと思える教材を採用しましょう。
教材を選ぶ基準は「媒体」「まとめ方」の2つです。
以下に、それぞれどんな形式があるか紹介するので、選ぶときの参考にしてくださいね!
選ぶ基準2つ
- 媒体:本 / 学習サイト / スクール
- まとめ方:イラスト・図解が多いものがおすすめ
基準1:媒体で選ぶ
教材の提供媒体は大きく分けて「本」「学習サイト」「スクール」の3通りです。
学習者の性格・予算・かけられる時間によって向き・不向きがあるので、以下を参考に検討してみてくださいね!
各媒体の向き不向き
- 本:エンジニアが書いた正確な情報で学びたい人におすすめ
- 学習サイト:PC1つで手軽に学んでみたい人におすすめ
- スクール:講師に訊きながら最短で習得したい人におすすめ
基準2:イラスト・図でまとめたものを選ぶ
「イラスト・図解」が多く入っている教材を選びましょう。
理由は、文字ではイメージできない部分まで感覚的に理解できるからです。
「入門書」と銘打たれていても、文章主体で書かれていて読解力を駆使する必要がある教材も多くあります。
しかし、初心者のうちは専門用語や前提となるプログラミング的な考え方がわからず、文章だけでは理解できない部分が多くなりがちなんですね。
実際に、文章でわからないことでもイラストならわかったと話す初心者の人もたくさんいらっしゃいます!
菅野
また、文章には書き手によって日本語に癖があることも多く、人によっては読みづらかったなんてこともありますよ。
ステップ4:「実践重視」で学習を進めよう
「実際に書いてみる→動かしてみる」を経験しながら学習を進めましょう。
というのも、プログラミングは教材を読むだけでは身につかないんですね。
プログラミング学習でもっとも大切なのは「実際に書く→動かす→エラーを解決する」を繰り返し、自分の中にノウハウを蓄積することです。
教材に載っているサンプルコードや実践課題などは必ずやってみるように意識してくださいね!
外国語も実際に話してみないと使えるようにならないのと同じですね!
菅野
ステップ5:応用して制作してみる
実際の開発現場でもっとも重要なのは、応用力と調べながら進める力です。
そのため、プログラミングの考え方と言語の基礎が身についてきたら、実際にオリジナルプロダクトの制作をしてみましょう。
サンプルコードの実行や、既存プロダクトのコピーで得られる経験には限度があります。
オリジナルプロダクトを作りながら、エンジニア同様に目的の実現に向けて知識を応用する経験を重ねてくださいね!
また、不足する知識は適宜「ググる」癖を付け、自力で解決できる力を養ってみましょう。
エンジニアも現場ではネットや論文などを調べながら開発を進めています。
菅野
自力学習・開発に役立つサイト3つ
以下に上げるサイトは、エンジニアの情報交換に特化しています。
初心者の自力学習・開発での助け舟になるので、ブックマークに追加して活用してくださいね!
お役立ちサイト
- teratail:日本のIT質問サイト。過去の質問も参照できる。
- Stack overflow:世界的なプログラミング質問コミュニティ。
- Qiita:プログラマ向け情報共有サービス。ブログ形式にまとまった情報が多い。
初心者でも学びやすい!使えると便利なプログラミング言語3つ
次に挙げる3つの言語は、初心者でも理解しやすく、汎用性も高い特徴があります。
一度学ぶとさまざまに応用できて便利なので、迷ったら選んでみてくださいね!
おすすめ言語3選
- 理解しやすく・なんでもできる:Python
- Webサービス開発に最適:Ruby
- サイト制作からアプリ開発まで:JavaScript
理解しやすく・なんでもできる:Python
こんな人におすすめ!
- 読みやすい言語から入りたい人
- 汎用性が高い言語を学びたい人
- AI・データベースに興味がある人
Pythonは汎用性の高さとシンプルさを兼ね備えた言語です。
近年では、機械学習との親和性の高さから、AI・データベースの開発で重要が高まっています。
Webサービス開発にも好まれ、実際にYouTubeやInstagramの開発言語に採用されています。
また、文法がシンプルなので初心者にも扱いやすいので、最初の言語として最適ですよ!
Webサービス開発に最適:Ruby
こんな人におすすめ!
- 日本語で学びたい人
- サービスを作りたい人
Rubyは主にWebサービス開発に使われている言語です。
とくに、若いベンチャー企業の自社サービスの展開に採用されやすい傾向があります。
というのも、Railsフレームワーク(プログラムのひな形)の効率の良さから、スピード感のある開発ができる特徴があるんですね。
実際に、CookPadやAirbnbなどの有名サービスもRubyで開発されていますよ!
また、日本発祥の言語のため日本語の教材も多く、初学者が学ぶハードルが低いのも嬉しいポイントです。
サイト制作からアプリ開発まで:JavaScript
こんな人におすすめ!
- 準備なしですぐ始めたい人
- Webサイトを作りたい人
JavaScriptは主にサイトの動きや追加機能を加えるときに使われています。
初心者が最初に学ぶHTML / CSSと合わせて使われるため敷居も低く、最初に学ばれやすい言語ですね。
また、メモ帳のようなテキストエディタとWebブラウザがあれば開発できるため、事前準備がいらないことも嬉しいポイントです。
近年では、開発環境の発展によりサイト関連のみならず、サーバーサイドのシステムを用いたアプリ開発でも使われやすくなっていますよ!
初心者におすすめの便利なオンラインプログラミング教材3選
初心者の最初の教材には、オンラインの学習サービスがおすすめです。
というのも、各言語の基礎レッスンを無料で受けられるので、手軽に体験してから学ぶ言語を決められるんですね。
基礎学習に最適なので、まずはこれらでプログラミングのイメージを掴んでみましょう!
もしも気に入った場合は、有料プランで継続学習もできますよ!
おすすめ教材3選
- 直感的に理解するなら:Progate
- 学習から就転職まで完結できる:Paiza
- 事前準備から動画でレッスン:ドットインストール
イラストで直感的に理解するなら:Progate
Progateはブラウザ上で学習から実践まで行えるオンライン教材です。
イラスト中心の教材を採用しているため、直感的に理解しやすいのが特徴ですね!
また、対応言語ならすべてブラウザ上で「書く→実行」ができるため、環境構築でつまづく心配もありませんよ!
多くのエンジニアが最初の教材に選んでいる学習サイトとして有名ですね!
菅野
学習から就転職まで完結できる:Paiza
Paizaは学習から就転職活動まで活用できる、プログラミング総合学習サイトです。
学習サービスのPaizaラーニングは、3分の動画教材を見ながらブラウザ上でコードを演習できるサービスです。
こちらも環境構築がいらないため、学ぶ前からつまづく心配がなくてハードルが低いですね!
学習後はPaiza転職・Paiza新卒にスキルを登録すれば、未経験者でもIT求人に応募できますよ!
事前準備から動画でレッスン:ドットインストール
ドットインストールは3分間の動画でプログラミングを学べるオンライン教材です。
スマートフォンでの再生にも対応しているので、移動中などのスキマ時間にも学習できるのが嬉しいポイントですね!
また、自分のパソコンへの環境構築から動画で学べるので、ツールなどの実践的な知識を身に着けられるのも特徴です。
実際に開発するときは環境構築必須なので、ぜひ一度経験しておきましょう!
菅野
便利なアイデアを最短で実現するためのおすすめスクール2選
最短ルートでアイデアを実現したい人にはスクール受講をおすすめします。
起業・収益化を見据えている人や、学習に使える時間が限られている人はぜひ検討してみてくださいね!
スクールのメリット
- 一から学習の手ほどきをしてくれる
- 講師に質問して疑問をすぐに解消できる
- カウンセリングで必要なスキルを選び抜いてもらえる
スクールのデメリット
- 費用がかかる
ここでは、アイデアに応じたカリキュラムが受けられるスクールを2つ紹介します。
おすすめスクール2選
- 自分の目的専用のカリキュラムなら:侍エンジニア塾
- 最安で目的別のレッスンを受けるなら:TechAcademy
自分の目的専用のカリキュラムなら:侍エンジニア塾
侍エンジニア塾は、目的は明確でも独学では不安な人におすすめのスクールです。
専属講師が各受講生の受講理由や理解度をカウンセリングし、最短で必要なスキルを身に着けられるようにオリジナルのカリキュラムを組んでくれるんですね。
そのため、「作りたいサービス・アプリがある」などを伝えると、公開から逆算して計画的な学習ができるのがポイントです。
アイデアはあっても何をすればいいか迷っている人は、一度無料カウンセリングを受けてみましょう!
最安で目的別のレッスンを受けるなら:TechAcademy
TechAcademyは、最安で目的に特化したスキルを身に着けたい人におすすめのスクールです。
最大の特徴は対応コースの多さで、自分の目的に最適なコースを選んで無駄なく学習を進められます。
セット受講制度も充実しており、関連するスキルも合わせて身に着けて、できることを最大限増やせるんですね。
また、最安で10万円から受講可能なことに加え、各種割引も豊富なので、上手に組み合わせることでさらに安く受けられるのも魅力的です!
【注意】便利でも初心者には難しいプログラミング言語もある
汎用性が高くて便利でも、難しくて初心者にはおすすめできない言語もあります。
というのも、なんでもできる分必要な知識が多くなりすぎてしまうんですね。
また、機械語に近い複雑な文法を持っていることも多く、初心者では読みづらくて理解が追い付かないことも多々あります。
以下に挙げる言語はとくに「万能・高需要・高収入」ですが、難しいことで有名です。
初心者には難しい言語2つ
- Java
- C言語
「目的達成のために絶対必要!」でない限りは、最初の言語には選ばないほうがいいでしょう。
【番外編】プログラミングするときに便利なツール3種類
「プログラミングするときに便利なツールってある?」の趣旨の質問をたくさんお寄せいただきました!
ここでは、プログラミングを始めるにあたって知っておきたい便利ツールを3種類紹介します!
ツール利用で敷居が下がれば、複雑さで挫けずに済むので、ぜひ早期に導入しましょう!
おすすめツール3選
- 専用テキストエディタ
- IDE(統合開発環境)
- OS(オペレーティングシステム)
専用テキストエディタ
専用テキストエディタとは、「メモ帳」のような文字入力ソフトにプログラミングに便利な機能を追加したものです。
コードや階層を自動判別して色分け・段落表示などが反映されるので、視認性が高まり、プログラミング効率が向上します!
おすすめのエディタは次の2つです。
おすすめのエディタ
- Atom
- Sublime Text
IDE(統合開発環境)
IDEとは、コードの記述から実行までを単体で完結できるように設計された開発ソフトのことです。
従来は「コードを書く→実行してみる→エラーを探る→修正する」などの各工程ごとにそれぞれ別のツールが必要でした。
IDEでは、こうした作業が一つのソフトでできるので、より簡潔に、より効率的に開発を進められるようになっています。
以下によく使われているIDEを紹介しますね。
よく使われるIDE
- Eclipse:Java / Ruby / PHPなど汎用的に対応
- Xcode:Swiftなど、iPhoneアプリ開発に対応
- Android Studio:Kotlinなど、Androidアプリ開発に対応
- Unity:ゲーム開発に対応 ※厳密にはIDE内蔵のゲームエンジン
OS(オペレーティングシステム)
OSとは、WindowsやMac OSのようなパソコンを動かすための基本プログラムのことです。
厳密にはツールではありませんが、適切に選ぶと便利にプログラミングできるのでご紹介しますね!
というのも、言語によっては「Windowsのみ・Macのみ」に対応していたり、環境構築の必要がないなどの特性があるんです。
また、スマホアプリを作る場合はiPhone用かAndroid用かで必要なOSが違うので注意が必要です!
以下に該当する場合はOS選びを行ってくださいね!
OSの使い分け
Windows向き
- ゲーム開発をしたい人:性能・対応言語面で必須
Mac向き
- Ruby・Pythonを学ぶ人:環境構築が不要につき推奨
- iPhoneアプリを作る人:配布はMacからのみ対応のため必須
【まとめ】プログラミングを日常や業務に活かそう!
プログラミングを活用すると、日常や業務を便利にできることをおわかりいただけたと思います。
では、最後におさらいしましょう!
できることの例4つ
- 単純業務の効率化
- Webサイト制作
- アプリ制作
- データの自動収集・分析
学習方法5ステップ
- 作りたいものを決める
- 言語を選ぶ
- 使用する教材を決める
- 「実践重視」で学習を進めよう
- 応用して制作してみる
業務効率を上げて別の作業やプライベートを充実させたり、アイデアを基に収入源を作ったりと、活用法は無限大です。
ぜひ学習を始めるきっかけにして、少しずつスキルを磨いていってくださいね!