この記事で解決できる悩み
- プログラミングの開発環境ってなんだろう
- 開発環境の種類ってどんなものがあるのだろう
- プログラミング言語別でオススメの開発環境を知りたい
編集部: 荒木
編集部の荒木です!こうした事柄がわかる記事をご用意しました。
この記事で解説する『【プログラミング言語別】オススメの統合開発環境(IDE)を紹介』を理解すれば、プログラミング初心者でも開発環境を整えれます。
この記事では現役エンジニアの菅野さんに監修頂き、開発環境の情報をまとめています!
ご紹介いただいた菅野です。エンジニア目線で皆さんに役立つ情報を提供します!
菅野
また、まとめるにあたって以下のような情報も参考にしています。
この記事で参照している情報
- 現役エンジニアの解説
- 各言語の公式情報
- 言語のトレンド情報
まずは『プログラミングの開発環境は大きく分けて2つ』から紹介していきますね。
プログラミングの開発環境は大きく分けて2つ
プログラミングを習得するには開発環境が必要です。
開発環境の種類はソフトウェアとハードウェアに分かれるんですよ。
まずはそれぞれの意味とどういったものがあるのか見ていきましょう!
プログラミングの開発環境
- プログラムの作成と実行を行う:ソフトウェア
- プログラムで動かす:ハードウェア
ハードウェア
ハードウェアはプログラミングで動かすもののことを指します。
プログラミングに必要なハードウェアは原則としてパソコンのみです。
その他にもマウスやディスプレイなど開発が効率的なるものを増やしてもいいですね!
パソコン選びについては以下の記事で詳しく解説していますよ!
初心者でも失敗しないプログラミング用パソコン選びのポイント6つ
ソフトウェア
ソフトウェアはプログラムを作成したり実行したりするための環境です。
プログラムを記述するためのエディタや、プログラムを実行するためのターミナルなどがソフトウェアにあたります。
はじめからパソコンにある場合がありますが、本格的に始めるなら相応の機能が搭載されたソフトウェアを使いましょう!
次でソフトウェアの開発環境について詳しく解説しますね。
プログラミングの開発環境で必要なもの3つ
プログラミングの開発環境で必要なものは以下の3つです。
開発環境を整えるのに必要なものは少ないのですぐに用意しましょう!
オススメのエディタやターミナルも紹介するので参考にしてください。
プログラミングを始めるのに必須なソフトウェア
- プログラム書くための:テキストエディタ
- プログラムを実行するための:ターミナル
- Web系の開発に必須の:ブラウザ
必要なもの1:テキストエディタ
テキストエディタとはプログラムを記述するためのソフトウェアです。
Windowsのメモ帳でもプログラムを組めますが、プログラミング用のものを使うことをオススメします。
なぜならプログラミング用のテキストエディタには
- コードの入力の補助
- 役割に合わせて文字に色をつける
- 文字数によって改行・折返しを指定する
などの機能がありプログラミングするのに非常に便利だからです。
以下がオススメのテキストエディタです。
オススメのテキストエディタ
- Atom
- Sublime Text
- VSCode
必要なもの2:ターミナル
ターミナルはプログラムを実行するためのもので、それぞれのOSに標準搭載されています。
OSごとに標準搭載されているターミナル
- windows:コマンドプロンプト・PowerShell
- Mac:terminal
ターミナルは打ったコマンドを直接PCに命令できるので、結果をすぐに知れますよ!
どのPCにも標準搭載されているので使ってみましょう。
しかし、次に後ほど紹介するIDEや高機能エディタを使う場合は、使用する頻度は低いですね。
必要なもの3:ブラウザ
Web開発を行う人はブラウザを用意しましょう。
CSSやHTMLなどの言語を学ぶ際に、ブラウザがないと表示させれないからです。
また、Macには「Safari」、Windowsは「Edge」または「Internet Exproler」が入っていますが、「Google Chrome」で開発するのをオススメします。
なぜならChromeはシェア率が世界一であり、さらに開発者ツールというプログラマー向けのツールが搭載されているからです。
プログラミングで便利な統合開発環境(IDE)の特徴2つ
プログラミングを始めるなら統合開発環境(IDE)を使うことをオススメします!
なぜなら、統合開発環境はプログラミングを開発するのに便利で使いやすいからです。
また統合開発環境は「Integrated Development Environment」の略称でIDEともいいます。
ここではプログラミング開発に便利なIDEの特徴を紹介します!
統合開発環境(IDE)の特徴2つ
- 開発するための機能がまとまっている
- チームでの開発がしやすい
特徴1:開発するための機能がまとまっている
統合開発環境にはプログラミングの開発に必要な機能が一つにまとまっています。
代表的な機能だと
- コードを書くテキストエディタ
- 人がわかる言葉から機械がわかる言葉に変換してくれるコンパイラ
- テストを支援してくれるデバッガ
- コードのバージョン管理
があります。
これらの機能がまとまっているので、初心者でもわかりやすく開発環境を整えれるんですね!
今までこれらの機能を一つひとつ手に入れなければならなかったのを、統合開発環境一つで可能になりました!
特徴2:チームでの開発がしやすい
統合開発環境を使うことでチームでの開発がしやすくなるんですよ!
統合開発環境にはソースコードの管理や連携、修正といったチームでの開発を可能にする機能があるからです。
管理が複雑なためチームの開発が難しかったものは、統合開発環境を使うことで容易に行えるんですよ!
またプログラミングで転職考えている人は統合開発環境を使うことで、転職後もチームでの開発などに対応できるんですね。
【プログラミング言語別】オススメの統合開発環境(IDE)を紹介
ここではプログラミング言語別にオススメの統合開発環境(IDE)を紹介します!
プログラミング言語によって向いているIDEが変わってくるので注意してくださいね!
今回は代表的な4つの言語のIDEを紹介します!
PythonにオススメのIDE
まずはPythonのIDEから見ていきましょう!
Pythonは主にAI開発などに使われている言語です。
また文法がシンプルなので初心者にもオススメなんですよ!
PythonでオススメなIDE
- コーディングをサポートしてくれる:PyCharm
- シンプルかつ高機能な:PyScripter
コーディングをサポートしてくれる:PyCharm
PyCharmははじめてPythonの開発をする人にオススメですよ!
なぜならPythonのコーディングを丁寧にサポートしてくれるからです。
このIDEはコードの補完やエラーのハイライトなどプログラミング中に便利な機能が入っています。
対応しているOSはWindowsとMac OSの両方です。
シンプルかつ高機能な:PyScripter
PyScripterはプログラミング初心者にオススメなIDEとなります。
なぜならPyScripterは無料であり、さらにシンプルで使いやすいからです。
無料ですがコードの補完やエラーの指摘機能などが備わっているため、使いやすいんですね!
対応しているOSはWindowsのみとなります。
JavaにオススメのIDE
Javaでプログラミングをしたい人にオススメのIDEを紹介します。
Javaは世界中の基幹システムで使われているプログラミング言語です。
歴史も長い言語なので参考書などが揃っているため学びやすいんですよ。
JavaでオススメなIDE
- 普及率が高く人気な:Eclipse
- 他の言語でも使える:IntelliJ IDEA
普及率が高く人気な:Eclipse
EclipsedはJavaを学ぶ人は入れておきたいIDEです。
なぜなら、Eclipseは普及率が高く、Javaの開発の現場ではかなりの人が使っているものだからです。
また、IDEは基本的に英語で常時されていますが、Pleiadesという日本語化ツールがあるため、よりわかりやすく開発できます。
対応OSはWindows・Mac OS・Linuxであり、無料で使えます。
他の言語でも使える:IntelliJ IDEA
IntelliJ IDEAはJava以外でも開発する予定がある人にオススメのIDEです。
なぜなら単体でIntelliJ IDEAは、Java、JavaScript、HTML、CSSなどのWeb言語にも対応しているからです。
さらにプラグインを導入することでPython、Ruby、PHPにも対応できるため、要求に合わせて言語を変えなきゃいけない時に便利なんですね。
対応OSはWindows・Mac OS・Linuxです。
RubyにオススメのIDE
RubyにオススメなIDEを見ていきましょう!
Rubyはクックパッドや食べログなどのWebサービスで使われている言語なんですよ!
近年では多くのベンチャー企業などがWeb制作で使い始めているので、需要が高まっているんですね。
RubyにオススメなIDE
- Rubyの開発に特化した:RubyMine
Rubyの開発に特化した:RubyMine
RubyMineはRubyの開発をしたい人にオススメのIDEです。
RubyMineでは「自動保存機能」や「強力なコードフォーマット機能」などRubyの開発で便利な機能があるからです!
有料のIDEですが30日間の無料期間があるので試してみるのもいいですね。
対応OSはWindows・Mac OS・Linuxです。
C言語にオススメのIDE
最後にC言語でオススメしたいIDEを紹介します!
C言語はOSやソフトウェア、ゲームなどの幅広い開発ができる言語です。
その凡庸性の高さからアマチュアからプロのエンジニアにまで利用されており、最初に学ぶ人も多いんですよ!
C言語にオススメのIDE
- iPhone アプリを開発したいなら:Xcode
- C言語のニーズに特化した:Code::Blocks
iPhone アプリを開発したいなら:Xcode
XcodeはApple が提供するMac用のIDEで、Mac・iPad・Phoneのアプリケーションを開発したい人にオススメです!
なぜならAppleのアプリを開発するための機能が揃っているからです。
またC言語以外にもC++やSwiftにも対応しているんですよ!
対応OSはMac OSです。
C言語のニーズに特化した:Code::Blocks
Code::BlocksはC言語を学びたい人にオススメのIDEです!
なぜならコンパイル、デバッグ、プロファイル、コードの自動補完などC言語を学ぶための機能がすべて揃っているからなんですよ!
またさまざまな設定が可能で、プラグインで拡張できるように設計されているんですね!
対応OSはWindows、Linux、Mac OS Xです。
プログラミングの開発環境に関する質問2つ
プログラミングの開発環境で悩む人のよくある質問をまとめました。
開発環境を選ぶ際やプログラミング学習の際の参考にしてくださいね!
質問1.さまざまな言語を学びたいです、オススメの開発環境はありますか。
さまざまなプログラミング言語を学びたいなら統合開発環境のEclipseをオススメします!
なぜならEclipseにはプラグインという拡張機能があり、それを使うことで他言語の開発環境として使えるからです。
他にもコンパイル、リンカ、デバッカ、バージョン管理、ドキュメント検索など便利な機能もあるため、開発環境としても優秀ですよ。
Eclipseで扱える言語
- Java
- C++
- PHP
- Perl
- C#
- Python
- Ruby
- JavaScript
- AspectJ
- Mathematica
質問2.統合開発環境(IDE)を使う際の注意点はありますか。
統合開発環境(IDE)を使う上で、注意しなければいけないのは便利すぎる点です。
高機能のIDEはコーディングの補助機能が多すぎるがために、IDEに頼りがちになってしまい自身が成長しないことがあるからです。
テキストエディタや他のIDEでプログラミングする際にわからなくなってしまう場合があります。
最初の言語の学習の際はあえて高機能のIDEを使わないのもオススメですよ。
開発環境を整えてプログラミングを始めよう!
上記で紹介した『【プログラミング言語別】オススメの統合開発環境(IDE)を紹介』を理解すると、今後はプログラミングの開発環境で悩むことは一切なくなり、プログラミングの開発を行えます。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
プログラミングを始めるのに必須なソフトウェア
- プログラム書くための:テキストエディタ
- プログラムを実行するための:ターミナル
- Web系の開発に必須の:ブラウザ
統合開発環境(IDE)の特徴2つ
- 開発するための機能がまとまっている
- チームでの開発がしやすい